美容師男40歳。しんどかったり、嬉しかったりいろいろです。

HYu-は現在40歳男性美容師です。

Google検索で『美容師 男』と入力すると、Googleサジェスト(検索候補)に

などが表示されます。

表示されるということは、他ユーザーも興味があるキーワードである可能性が高く、キーワード検索されているといえます。

そんな美容師として興味深い年齢の40代に突入したので、40になる前と後での違いを書きます。
(※あくまで私の場合であり、40代男性美容師すべてに当てはまるわけでないかと)

美容師歴20年、40歳になって感じること

20190609pic0

美容師40代突入前と後での違い

美容師とか職業的な部分は関係なかったりしますけど。

たくさんあります。

肉より魚

20代30代、飯食いに行く、飲みに行くとなれば、

  • 「焼肉でも行こうぜ」
  • 「松屋にするか?」
  • 「唐揚げもう1つ!」

とかだった。

自然と肉を欲していた。

営業終わって美容師の先輩と腹一杯食べるなら焼肉。

金もなかった美容師20代、休みの日は昼飯食うなら牛丼かラーメン。

居酒屋行けば、メニューも見ずにとりあえず唐揚げ注文。

それがどうでしょう?40歳になって意識はしてなかったですが、

  • 焼肉、誘われなきゃ行くことない。
  • 松屋、すき家で牛丼食おうとならない(たまにしか)
  • 唐揚げは最終手段

焼肉行くならちょっと良いお店で良いお肉を6〜7枚で充分満足。

休みの日の昼飯はうどんorそば。そば多め。

居酒屋行けば、とりあえずエイヒレあるか確認。刺し盛り注文。

自然と肉から遠ざかっていた。

決して肉が嫌いになったわけではない。A5ランクなり良い肉食べれば美味いと感じる。

なんだろ。。魚の方が酒もすすむし、次の日身体が軽い。気がする。

スポンサーリンク

静かな(ちょっと良い)店で飲みたい

チェーン店の居酒屋、お客さんがたくさんでギュウギュウのお店で飲む気も食べる気もしない。

確かに、美容師20代の時よりお金にも余裕があるというのもある。

だけど、根本的な理由はそこではない。お金があるから静かな店を選ぶわけではない。

1つは『声が聞こえない』

2人で並んでカウンターなら大丈夫。しかし、テーブル席では周りがうるさすぎると相手の話し声が聞き取りづらい。

聞き取りづらいから何度も聞き返す。聞き取りづらいから自然と自分の声もデカくなる。

疲れるんですよ。飲んでる時はそれなりに楽しめていれば感じません。けど、帰って翌日の疲労感がすごい。

汚いトイレが無理

酔っ払ってしまえば、気にすることもなかった20代。

今は無理。トイレが汚いと長居はできません。

美容室の化粧室はいつもキレイにしてありますよね?そこまでのレベルを居酒屋には求めないですが、やっぱ無理。

クラブとかもういい…

無理というか行きたくない。

20代、美容室の営業10時に終わってコンビニビールして、12時からクラブイベントとか行って朝まで遊んでいたことが今では理解できない。

スピーカーの前で踊り狂っていた。。今思うと恥ずかしい。

そして、そのまま店で寝る。

なんてことは、絶対に今は考えられない。

勉強が好きになる

なんだろ、今まで知らなかったことに対しての探究心が芽生える。

若い時は美容師としての勉強はしてきて、それ以外のこととか大して興味を持つこともなかった。

ニュースなんてほぼ見ることなかった。どうでもよかった。

40近くなって、ふと思う。

いつからかニュースも自然と見るようになっていた。ニュースを見てわからないことがあれば調べている。

美容室経営もしているからだろうが、お金や法律に関することにも興味があるし勉強もする。

仕事に変なこだわりが出始める

年齢を重ねたからというより、美容師歴なのかもしれない。

経験を積んできたことで自分なりのやり方や理論が確立されてきたのであろうか、仕事のスタイルが20代スタイリストの時とは何かが違う。

変にこだわりを持つようになった気がする。

これは、良い面も悪い面もある。

技術へのこだわり。悪くないです。技術職ですから。

その反面、余計に時間が掛かっている部分もある。

40代、50代、60代と美容師続けていたら、まだまだ変化もあると思う。

リズムを大事にする

生活のリズム、仕事のリズム。

崩したくないし、崩されたくない。

精神的にも肉体的にもリズムが大事で、崩れたりするとすぐに肉体的部分に影響が出る。

営業スタートは午前11時だが8時半には店にいる。

お客様の施術も自分のリズム(ペース、スタイル)で。

帰宅したらまずお風呂。夕飯とビール。

毎日12時前には布団に入る。朝は目覚ましなしで6時前には目がさめる。睡眠時間は必ず6時間以上。

休みの日も朝6時には起きて掃除洗濯。午前中に銀行や事務処理を済ませる。読みたい本があれば読む。勉強もあれば漫画も。

飲みに行くなら休みの前日夜。(がいいけど、相手次第なところもあるので難しい)

休日に飲み行くなら早めスタート早め解散。(したいけど、盛り上がってくるとそうもいかない)

20代30代の時とは違う。

40代に入って確実に自分のリズムが出来てきている。

ある意味規則正しい生活。

これが習慣になると、リズムを崩すのがある意味恐い。(ほんとはリズム崩れるような出来事を期待したりも…)

40代、時間が何より大事

時間を無駄にするのも、無駄にされるのもすごく嫌です。

先の「リズム」と似たようなことかもしれませんが。

40歳になって昔より知識も経験も増え、やれることやりたいことが確実に増えています。増え続けています。

時間が欲しい。けど、寝ないと動けないので睡眠時間は削れない。

営業中はお客様に集中したい。

だから、通勤中、入浴中、食事中、トイレ…ありとあらゆる隙間時間で考え事をしたりする。

独立開業して仕事とプライベートの境目がなくなっています。
(私は、仕事とプライベートをきっちり分けたいタイプでもないので、このスタイルで負担はそこまで感じていません)

やらなくちゃいけないこと、やりたいこと、ほぼ仕事のことですが時間が大切です。

なんか、ずーっと考えています。

ただ、考えすぎると時間なくなるので、1分くらい集中して考えても答えが見つからないことは優先順位を下げていくようにしています。

時間が足りないというより、時間をうまく使いたいので。

40代入るとリアルに考えるわけです。60歳まであと20年。50歳まであと10年。

やりたいことをやっていくなら後何年でやらなくちゃいけないのか。

逆算していくと時間の大切さを本当に感じます。

40歳だけど美容師やっていて嬉しく感じる時

自慢じゃないです。。

時間が止まる時がある

古いお客様に「えっ!40になってたんだっけ?」と、30代で時が止まっていた。

美容師ならあるあるじゃないでしょうか?

若く見られる。

お世辞かもしれませんが嬉しいです。ありがとうございます。

お手本にされたり

20代の男性のお客様に「〇〇さんみたいな年の取り方が理想」みたいなことを言われたり。

勤め先の会社の40代はオッサンばかりらしいです。

いやいや、私も充分オッサンです。

サロンに立つ時は意識してるんです。

本当は、おしぼりで顔とか平気で拭いちゃいますから。

「手に職」のいい面に気づく

同世代とかの会社員のお客様によく言われます。

確かに会社や組織に依存することなく、自分の手で価値(お金)を生み出せる。

贅沢は難しいだろうけど、ハサミ一本で生活しようと思えばできる。

技術を学んで磨いてきたことの意味を理解できるようになったのは、最近な気がします。

美容師40才はまだまだこれからです

美容師40定年説は、あくまで説です。

私の周りなんて同期も先輩もみんな40以上の現役美容師だし、オッサンだし。

引退する気配全くなし。

みんな子供も小さかったり、自分もまだまだ働けるし、働かなくちゃだし。

引退なんて無理。

美容室経営だけしていて、サロンワークは引退している。なんて美容師はいません。私の周りでは。

美容師ずっと続けてきて、40才で事実上の定年迎える美容師なんて実際にはいないと思う

美容師20年とかやってきて、逆にこれから他で何するんだ?!何していいかわからん。。て、なるだけ。

仮に惰性だとしても40才まで美容師続けてこれているなら、とりあえず1つのことをやり続ける根気はあるわけですから、やれなくはないだろうと。

40だろうが50だろうが美容師になることも、美容師続けてきたのも自分で決めたことだから、進み方や考え方は違ってきても美容師続けていきます。

私が40才になる前に思っていたことが『【美容師40代定年⁈】いや!40代でも続けられるし収入も増やせるはず』です。

スポンサーリンク