美容師のあなたが書いたブログ記事は誰のもの?
2016.11.21
今日もブログがんばってますか?
アシスタントスタイリスト問わず美容室に勤めている美容師さん、サロンのオフィシャルブログでブログ書いてますか?
そのブログ、
- 何のために更新していますか?
- 誰のために更新していますか?
これ、わかっているでしょうか?
わかっているようでわかっていないと思うんです。いや「わかっているけど出来ていない」という方が正しいかもしれないです。
あなたが頑張って書いてるブログ記事は、あなたのモノであなたの為になっていますか?
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ブログの記事はいったい誰のモノ??
「えっ?誰って、それは。。。」
書いた人のモノ。というわけではないのです。
私が書いたのに、私のモノじゃないの?!
となるでしょう。
もちろん、あなたが書いた記事はあなたが作った1つのコンテンツではあります。
けれど、そのブログ記事が誰のモノかは、また別なのです。
美容室に勤めている美容師の場合
社員として美容室に雇用されている美容師の場合、基本的にはサロンブログのデータはすべてそのサロンのモノです。
勤めている美容室のブログ
サロンのオフィシャルブログであれば、あなたが書いた記事はサロンのモノです。
なぜなら、勤めている美容室オーナーの管理下にあるのがサロンのオフィシャルブログです。
そして、その管理下のもとサロンのスタッフとして、あなたはブログを更新しているのです。
「スタッフ交替で1日1記事!」みたいなことになっていませんか?なっていなければ、これからはそうなっていくかもしれません。
サロンのブログが、有料サーバーにて独自ドメインで運用されているホームページ(ブログ含む)なのか、無料のアメブロなのかとかは関係ないのです。
あなたがサロン営業中の空き時間(休憩ではなくお客様のいない時間とか)でブログを書いたのであれば、それは当然サロン側がブログ記事の権利を有します。
例え、ブログを書いた時間が営業時間外だとしても同じです。
「営業後に書いたんだから私のモノでしょ」と主張しても、それは通らないと思います。ただし、この場合はブログを書くのに掛かった時間分を残業代として支払いを主張することは、状況により可能かもしれませんが。
私も法律家ではないので確かな事は言えませんが。
ブログを書くのに、サロンが管理運営費を支払い、サロンが有するブログシステムを利用して、サロンスタッフとして記事を書いたのですからサロンのモノとなります。
スタイル撮影したスタイル写真も同じ様な扱いとなっていませんか?
あなたがサロンを使い、サロンの材料備品を使用して撮ったスタイル写真。あなたがその美容室を退社して、次の就職先の美容室のホームページや広告媒体で使用することは、出来ない約束になっていると思います。
こういったことは、入社するときに提示される就業規則に含まれているかと。
退社するときにブログのデータはもらえない。
あなたが独立するとき、勤めている美容室のブログで独立開業の詳細な告知がさせてもらえますか?
オーナーとの関係性にもよるでしょうが、大抵の場合はNGなはずです。
あなたが更新してきたブログ記事が、お客様にとって有益なコンテンツであり、それを自分が開業した美容室のブログでも使いたいと思い、ブログデータを欲しいと申し出てもNGとなるでしょう。
それがあなたの書いてきた記事でも、サロンの財産となります。会社に属して社員として働くとはそういうことです。
サロンのコンテンツは、スタッフがサロン業務の一環として作ったモノ。
営業時間外に作ったコンテンツだとしても、残業代は貰えるかもしれないがコンテンツはサロンのモノ。
ということは、理解していなければならないでしょう。
個人ブログの場合
このブログは、勤めている美容室のスタッフとしてではなく、個人的に運営しているブログになります。
自分でサーバーレンタルし独自ドメインで運営しているブログであったり、アメブロやアメーバオウンドで持つ自分メディアのこと。
ここで書く記事は、基本的にはあなたのモノです。
ただし、業務委託のような個人事業主ではなく、美容室に勤めているのであれば、そのサロンに属していることを忘れてはならない。
どういった趣旨のブログを運営するかにもよるでしょうが、
- 最低限のルールとしてサロンの不利益になるような記事は書かない
- 自分がサロンに属しているスタッフということ
ということは忘れてはならないでしょう。
ブログに限らずSNSなどの発信にも上記のような意識は必要です。
個人事業主やフリーランス美容師の場合
独立開業している美容師オーナー、業務委託として働く美容師の場合は、個人で運営していれば基本的にはブログはその人のモノです。
これは当然ですね。
自由に運営していけます。
どこで記事を書くのか
ブログ記事といっても様々です。
先に書いたモノの他にもたくさんあります。
例えば、
- アメブロなどの無料ブログ
- NAVERまとめサイト
- はてな
- 他キュレーションサイト
など。
どこでブログを書くのかでも変わってきます。
気をつけなければならないのが、利用規約です。
例えば、キュレーションサイトにライターとして記事を投稿します。その記事の権利は誰にあって、問題があったら責任はどこにあるのか?
こういったことには注意が必要でしょう。
まとめ
美容師ブログ、サロンブログなど美容業界にもたくさんのブログがあります。
勤めている美容室のブログで書いている記事は、その美容室の財産です。どんなに頑張ってブログ更新してもそこに変わりはありません。
けれども、サロンに属している間は、ブログ更新による恩恵がまったくないというわけではないでしょう。
自分が書いた記事がきっかけで新規指名のお客様が来てくれた。などもありえるわけで。
今、この記事読んで「もうサロンのブログ書くの意味ないし、適当でいいや」とは、思わないでほしい。
サロンに属してサロンブログを書いていくときは『サロンのために』ではなく、
- サロンで働く自分のために
- サロンに来てくれるお客様のために
という意識を持って、最終的に自分の為になると思って取り組むのがいいと思います。
嫌々やるより意識して更新していれば、記事の書き方も上達しやすいし、自分で独立する際にも役立つでしょう。
あとは、将来の目標が明確なら、サロンとは別に個人でブログを開設し運営していけばいいでしょう。
- なんとなく、ブログも書かなくちゃならないから書いている
- とりあえず、なんか書けば書いたことにはかわりないでしょ
ぐらいの気持ちで、自分の大切な時間を使うのは勿体ない気がします。
その時間で技術の練習した方が有益な使い方でしょう。
ブログを書く時間も自分の時間です。
それと、ブログ運営が長続きしないという美容師さんは、ブログ運営4年生の私の運営方針も参考にしてみてください。