【美容室のウェブ集客】見込み客視点でないからダメなのでは?
2017.08.24
美容室のウェブ集客での最終的な目的は、見込み客に『アクションを起こしてもらう』こととなります。
このアクションは、美容室が運営するウェブサイトでも違ってくるかもしれませんが、1番の目的は『ご来店して頂く』となります。
この『美容室にご来店頂く』ことが、ウェブサイトを訪れたユーザーにしてほしい行動となります。
では、このアクションを起こしてもらうために、美容室はどういったウェブ集客を考えるべきかというと、【見込み客の視点になる】これだけは忘れてはいけないことです。
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見込み客にアクションを起こしてもらうためには?
ここで云う見込み客とは、美容室のウェブサイトのコンテンツに価値を感じ、興味を持ってくれたユーザー(サイト訪問者)のこと。
ウェブサイト経由で美容室にご来店してもらうために、まず大事なのが美容室のホームページを訪れたユーザーに見込み客になってもらうこと。
もっと言えば、見込み客となってくれるユーザーを美容室が運営するサイトに集めることがスタート。
そのために必要となるのが美容室のウェブブランディングです。
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見込み客が美容室にご来店するまでの流れ
コンテンツに興味を持った見込み客の動きには、いくつかパターンがあります。
知りたい、探していた情報が見つかった見込み客は、
- とりあえずサイトを離れる
- 他にも良い情報がないかサイト内の他コンテンツも見てみる
- 問合せ、予約をする
の3つのどれかの行動を取ります。
この3つの行動から考察できることがあります。
1,とりあえずサイトを離れるユーザー
サイトを訪れたのがリピーターであれば、見込み客になってくれている可能性は高い。この見込み客には、他コンテンツにも興味を引かせる工夫がサイトには必要となる。
しかし、初めて訪れたユーザーであれば、見込み客にはなっていないと言える。
2,他にも良い情報がないかサイト内の他コンテンツも見てみるユーザー
このユーザーは、コンテンツに価値を感じたので、他にも自分にとって有益となるコンテンツがないか、サイト内を回遊してくれる見込み客といえる。
このユーザーは見込み客としての可能性がさらに高く、次の【問合せ、予約する】というアクションを起こしてもらいやすい。
このユーザーが興味を持った各コンテンツに『アクションを起こしてもらう仕掛け』があれば、美容室にご来店してもらえる可能性が高くなるでしょう。
3,問合せ、予約をするユーザー
アクションを起こしてくれているユーザーは、見込み客としてサイトのコンテンツに価値を感じ、美容室のコンセプトなどに共感してくれたと言える。
サイトを運営する美容室としては、このユーザーを獲得するためにコンテンツをより充実させ、見込み客にとってさらに利便性が向上するようサイトの改善をしていくこととなる。
見込み客の視点でサイト改善策を考える
サイトを訪れたユーザーの行動が理解できたら、次は見込み客となったユーザーに『美容室の予約をしてもらう』ことが必要です。
ここでは、先に書いた『2,他にも良い情報がないかサイト内の他コンテンツも見てみるユーザー』が重要なターゲットとなる。このユーザーに対していかに『予約する』という動きをしてもらうかがポイントになってくる。
ここで重要なことが『見込み客の視点』となる。
自分が見込み客の立場なら、どのようなウェブサイトであれば「コンテンツを見る」から「予約してみよう」になるのか考えることも大切になる。
そして、もっと大事なことがアクセス解析による分析。やはり、実際にサイト訪れたユーザーがどのような動きをしているのかを把握する必要がある。
きちんと分析することで、サイト改善策を立てることができる。
何を分析するのかというと、
- サイト内のどのコンテンツページからが1番の入り口となっているのか?
- どういったコンテンツに興味を持っているのか?
- どのコンテンツページを最後にサイトから離脱しているのか?
ということをアクセス解析から分析する必要が出てくる。
1,キーワード検索でユーザーが最初に訪れるコンテンツページで1番人気のページは?
いわゆる『ランディングページ』です。
- このランディングページで1番の人気コンテンツが何なのか?
- このコンテンツページには、ユーザーの興味を引くであろう他コンテンツへのリンクはあるのか?
- そのコンテンツへのリンクは、ユーザーの視覚に訴えるものであるか?
2,ユーザーはどのコンテンツからどのコンテンツへと動いているのか?
『ユーザーフロー』です。どのページを見た後にどのページへ移っているのかという、サイト内でのユーザーの動きを確認します。
例えば、
- ページAを見た後にページCを見ているユーザーが多い
- ページBを見た後にページA→ページCとなるユーザーも多い
こういった動きから、ユーザーにはどのような興味があるのかを想定していきます。
3,なぜサイトから離脱してしまったのか?
ユーザーフローで確認できる離脱したコンテンツページ。
- どのページで離脱しているユーザーが多いのか?
- そのページには、他興味を引くものがないのではないか?
- ユーザーにアクションを起こしてもらうための仕掛けが足りないのではないか?
最も多く離脱されているコンテンツの改善が必要となるかもしれない。
見込み客の立場になって考え、見込み客の動きを分析することで、見込み客の視点が見えてくる。
見込み客視点で考えた美容室のホームページとは
美容室がターゲットとするユーザーが求めるコンテンツが充実している
各コンテンツでアクションが起こせるようになっている
ユーザーが不安を抱かずに使いやすいようになっている
こういったことが大事となる。
美容室のホームページがダサくては困る。センスあるサイトデザインであってほしい。もちろん、それはそうなのだが『探したい情報が探しづらい・見つけづらい』というオシャレ過ぎるサイトもたまにある。
私には、こういったサイトが使いづらくてたまらない。よほどの興味がない限りはすぐに離脱する。時間がもったいない。
オシャレなデザインが見込み客視点でも考えられたものであればいい。だが、美容室目線だけで考えられたデザインであるなら、見込み客がアクションを起こしてくれると思わないほうがいい。
ホームページは美容室が利用するのではなく、ユーザーが利用するものです。見込み客の視点で見なければならないでしょう。
まとめ
ウェブ集客で見込み客を集め、予約、ご来店してもらうためには、アクセス解析や見込み客の視点になることが必須となります。
サロンで実際に提供する技術やサービスと同じと考えればいいです。なぜなら、お客様の立場になって考えているはずですから。
「どうすれば、もっとお客様に満足していただけるのか」
「どうすれば、ユーザーにアクションを起こしてもらえるのか」
時間がある時にゆっくりと自分の美容室のホームページをスタッフとしてではなく、ユーザー目線で隅から隅まで見て、使ってみることをお勧めします。
気付けなかったことに気が付けるかもしれません。
そこに気付けない美容室が多いから、見込み客であるお客様は「美容室のホームページはどこも同じでよく分からない」となってしまうのです。
早く気づいてホームページに力を入れれば、自分のサロンエリアでウェブ集客で勝つのは意外と簡単かもしれません。