「地域+美容室」キーワードでネット集客を狙うなら。。
2017.04.30
サロン出店場所が都市圏か地方かにもよりますし、経営者の考え方でも変わるでしょうが、地域に特化した小規模美容室であるなら「安売り」するべきではないと考えます。
地域密着型の美容室なら商圏エリア内での集客をメインとするはずです。それなら、特に小規模美容室は単価は低くしすぎない方が良いということ。
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地方の地域密着型の小規模美容室の安売りは危険
美容室でもエリアによって料金相場があります。その相場感も考慮する必要もありますが、単価は高めに設定するべきでしょう。そして、その単価でも納得して満足してもらえるサロン作りをするべきだと思っています。
私のサロンは都心にあるので、単純に人は減りづらいと言えます。
けれども、地方はどうでしょうか?その土地で人口が増えていくことは予想できますか?今の日本の状況からして、減っていくという想像しかできないのではないでしょうか。
あなたが出店しようと考えているエリアには、すでに美容室がありませんか?
今後の美容室の増減がどうなっていくかはわかりませんが、今までの流れから考えて増えると仮定します。
そうです。気づいたでしょう。既存美容室に加えて新規開業者と競合が増えていく可能性があるにも関わらず、お客様の数は減っていく可能性が高いのです。
美容室の売上を単純に考えると、客数×単価=売上となります。
確実にお客様の奪い合いが始まり客数減少傾向の中、単価を落としたらどうなるかわかるはずです。
「地域名」でのネット集客においても同じこと
ホームページでの集客においても厳しいのは目に見えています。
「地域名+美容室」キーワードでホームページへのアクセスを狙うにしても、アクセス数は大して見込めません。なぜなら、商圏エリア内の人口が限られているわけですから。
そもそもの見込み客が少なく、減っていく可能性が高いということ。
そんな限定された市場で美容室経営で食べていこうというのですから、簡単なことではありません。
土地持ちで賃料などの固定費が発生しないというのであれば、続けていくことはできるとは思います。
地域密着型&安売りはやらない
美容室商圏エリア内での集客には限界があるのはどこでも同じ。さらにその中でのターゲット層はさらに限られる。にも関わらず安売りをしていては、先細りするのが目に見えてます。
地方でうまく美容室経営をしていくには、多少価格が高くても適切な対価を払ってくれる顧客をこつこつと集めていくことでしょう。
都心から離れれば家賃などの固定費が低いのですから、安売り&大量集客はせずともサロンを維持しながら、成長させていくことは可能だと思います。
ネット集客で1番を目指す
地域密着型の美容室ならまずはネット上で地域1番を取りにいく。
地方でも都心でも言えるのは、美容室のネット集客ではまだまだ上位を狙えると思います。ネットが大事だとわかっていても本気で取り組んでいる美容室がまだまだ少ないということ。
特に地方は都心に比べれば競合も少なく、ネットに注力している美容室も少ないと言えます。頑張って取り組めば「地域名+美容室」キーワードで上位を取りやすいと思います。
地方だからこそホームページが大事
価格がエリア平均より高くてもホームページに信頼感があり、お客様のメリット等がコンテンツにしっかりと明記されていれば、お客様は少しづつでも集まってくるはずです。
地域特化サイトだからこそ、競合が少ないからこそ全力を注ぐんです。他美容室よりサイトを作り込み、コンテンツを充実させて地域で1番を取りにいくべきです。
ホームページのデザインとコンテンツもダメ、サロンメニューの価格もダメ。これでは、中途半端で終わってしまいます。
都心であればなおさらです。リアルでの競合が多いのですから、ネットでは上位を目指せるよう取り組まなければ、本当に厳しい時代だと思います。
「地域名+美容室」検索の現状
ネット検索で美容室を探すときにユーザーがよく使用するキーワードです。
あなたも「自分のサロンがあるエリア名と美容室」で検索をしたことがあるでしょう。検索上位に表示されるでしょうか?されないことがほとんどかと思います。特に都心であれば。
ご存知の通り上位表示されるのは「ホットペッパービューティ」となります。これは仕方のないことです。SEO対策もしっかりと施された美容室検索の大手ポータルサイトです。中々、太刀打ちできるものでもないでしょう。
「地域名+美容室」は狙わない
他業種ならいいですが、都市部の美容室でこのキーワードでの上位表示は、もはやネット集客においては効果が薄いと言えます。
もちろん上位表示されることはいいことなので、勝機があるなら狙いにいくのもアリではあります。
キーワードを考えるなら、商圏エリア内でのターゲットをより明確にして「地域名+美容室+メニュー名」や「地域名+美容室+コンセプト」など、他キーワードをプラスして考えましょう。
アクセス数は見込みづらいですが、最初は勝ちやすいキーワードで上位を狙う方が得策です。そこからホームページのアクセス数を少しづつでも増やしていき、ホームページ自体の価値を高めていく。
そうすることで、他キーワードでも検索ヒットしやすくなる可能性も高まります。すぐに効果が見込めることではないですが、コツコツ続けることがネット戦略は大切です。