美容室経営で1番強いのはたぶん夫婦2人で独立開業な気がする
2019.06.25
夫婦2人とも美容師。
奥さんと。旦那さんと。2人だけで美容室を経営している。
私の周りの美容師にも数人います。
思うに、ある意味でこの型の美容室経営が1番強いのではないかと。
『夫婦で独立開業』これが成功しやすいのではないかと。
「長く経営が続く」という意味での成功です。
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夫婦2人で独立開業した美容室が強いと思うわけ
美容室の型っていろいろあります。
- 私のように1人で独立開業してスタッフ雇用して一緒に働く小規模美容室
- オーナースタイリスト1人の美容室
- 友人と共に独立開業して共同経営する美容室
- 夫婦2人だけで経営する小さな美容室
など、今は他にもシェアサロンなどもありますよね。
小さい美容室なので個人経営として考えた時にやっぱり夫婦2人経営が強いと思うことが多々あります。
節税効果が高い
旦那が経営者、妻が従業員。
旦那は事業所得、妻は給与所得。
共に生活する配偶者(妻)に給与を支払い、経営者である旦那は事業の経費にできる。
これって私みたいな状況からすると「イイな〜」なんです。
生計を1つに暮らす夫婦2人は、同じお財布1つと言えます。
奥さんに支給した給与も旦那の事業所得も最終的には夫婦2人のお金として考えられます。
でも、これが私のような独身経営者の場合、当たり前ですが不可能なんですよね。
スタッフに支給している給与は経費となることは同じですが、スタッフは生計を共にしている配偶者ではないのですから。
奥さんと2人で働いて売り上げて旦那1人の事業所得とするより、奥さんにも給与として払うことで断然節税になります。
ただ、申告の仕方などによって上限があったりするので、その辺は調べる必要がありますし、経営状態でどういった形にするかも考える必要はあります。
いや、これ本当に羨ましいです。
夫婦経営だからこそできる節税対策ですね。
人材リスクが限りなくゼロに近い
元々、夫婦2人だけで独立開業し経営してきている美容室。
夫婦以外のスタッフはいない。
夫婦2人で十分に利益が出せているとしたら、私のような美容室経営者としての悩みが減る。
『人材問題』
私は、スタッフがいてこそ今の経営状態がキープできているわけで、スタッフの増減で収入に影響が出てきます。
でも、これが夫婦ならスタッフが減って売上減少というリスクに対する不安が無くなります。
この不安って独立開業してからず〜〜〜っと抱えています。
スタッフが増えた。よし!
スタッフが減った。どうしよう…
オーナースタイリスト1人経営の美容室として始めたわけではなく、スタッフありきで考えて店舗規模も決めているため、人材問題は一生続きます。
夫婦2人仲良くお店をやっていけるなら、人材問題に関しての悩みを抱える必要はありません。(全くないというわけではないことも理解はしているつもりです。すみません。)
夫婦2人経営の美容室は最強?!
勝手に私の周りの美容師の状況からこのようなことを書いていますが、ご夫婦で美容室をやられている方からしたら「そんな良いことばっかりじゃないよ!簡単に言うな」と怒られてしまいそうですが。
もちろん、不安や悩みもたくさんあることもわかります。
同じく美容室を営んでいるわけですから、同じような悩みを多く抱えていることかと。
ただ、やはり羨ましいですよね。
仲の良い2人がお互いに同じ美容師で、同じお店で同じ思いで協力して働けるというのは。
経営者と従業員の関係って難しいんですよね。
なんていうか、どこまでいってもこの関係はこのままで、どうしたって上下関係という位置付けがあり、思いを同じくすることも出来そうで出来ない。
オーナーとしては出来ているつもりが、スタッフからしてみればそうじゃない。
経営者と従業員の給与が同じになることは、そうそうあることじゃないですし。
結局のところ、オーナーとスタッフの思いには温度差があって当然なんですよね。
だから、ご夫婦2人で仲良く美容室をやっていけている方達は羨ましいです。
まぁ、無い物ねだりとなるので他がよく見えてしまうと言えば、それまでなのですけど。
夫婦経営の美容室からしたら、違う型の美容室が羨ましく思える部分だってあるわけですから。
ただ、美容室という労働集約型の産業として考えた時、どうしたって「人」が必要なわけで、長い目で見たときに人材リスクの少ない型(夫婦2人だけ)というのは、長く経営していきやすいという考えです。
人がいなくて廃業するところもあるくらいです。
最初から夫婦2人だけと考えて開業し、しっかり利益が出せる経営が続けていければ、これほど強いことはないんじゃないかと思います。