美容室のクレジットカード決済サービスは楽天Payで問題ない
2017.03.01
美容室でのお会計でクレジットカードでのお支払いに対応してますか?
それとも、現金でのお支払いのみでしょうか?
私の周りには『現金のみ』という美容室オーナーはいません。
あなたもクレジットカードを数枚持っているのではないでしょうか?クレジットカードで支払いをするお客様も増えていませんか?
今の時代であれば、美容室でのお会計にクレジット決済サービスの導入は必須と言えるでしょう。
私が、開業当初から導入しているのは楽天Payという決済サービスになります。
決済サービスは色々なところが提供していますが、手数料や入金頻度などに違いがあるので、よく考えて選んでほしいと思います。
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クレジット決済のメリット・デメリット
美容室においてのデメリット
- すぐに現金で入ってこない
- 手数料が掛かる
クレジット売上(売掛金)の入金は後から
現金での支払いであれば、その場で現金が美容室の売上として入ってきます。
クレジットカードの支払いは、当然ですがすぐに現金で入ってきません。大抵の場合が、翌月とかに入金されます。
どういうことかというと、
その月の売上が100万円だとして、現金売上が60万円、クレジット売上が40万円の内訳とする。
月末で締めたとすると、売上100万円でも手元に残る現金は60万円だけとなる。
残り40万円は、後から入金されることとなる。
「なんだ、そんなことか」ではないのです。
現金が手元に少ないということは、経営において危険なことです。
美容室経営には毎月の支払うお金があります。実際、売上はしっかりあるのに支払い時に手元にお金がなく支払いができない。
家賃が払えない。給与が払えない。材料費が払えない。。。といったことになりかねません。
普通は、事業用の口座に運転資金として常に一定額のお金がある状態だと思うので、クレジット売上(売掛金)が翌月入金でも問題ないではずです。
「運転資金も少ない、売上がすぐに現金で入ってこないと厳しい」という状態になってしまった時は、クレジット売上の入金が早ければ早いほどいいでしょう。
実際のところ、上記のような状態になってはまずいので、そうならないように経営していくべきです。
クレジットカードでの売上にしろ、現金がより早く入金される方が経営において間違いないと言えます。
売上から手数料分引かれる
クレジット決済には手数料が発生します。手数料は美容室負担です。美容室の経費です。
手数料もお会計1件1件で見ると大したことないと思えてしまいますが、月単位、年単位で見ると結構な金額になります。
美容室側からしてみれば正直なところ、お客様にはお会計でクレジットカードでの支払いはやめてほしいところでしょう。
例えば、手数料が5%でお会計が税込10,800円だとすると、
10,800円×5%=540円
540円が手数料となります。
これが月に40件なら手数料21,600円。
年間で480件なら手数料259,200円。
当たり前ですが、現金支払いであればこの295,200円が売上として入ってきます。
大きいですよね。ケチくさいなんてことはないです。経営者としては、こういった経費もいかに抑えるか考えなくてなりません。
できる限り手数料の%が低いところを探すべきです。
美容室においてのメリット
正直なところ、メリットと思えるほどではないですが、メリットというのであれば、
- 入金しに行く手間が省ける
- レジ締めが楽になる
- お客様のためになる
売上金の入金作業がない
現金売上であれば、定期的に事業用口座に入金しに行かなければなりません。
これ結構面倒に感じます。やらなくてはなりませんが、やる時間が勿体ないです。
クレジット売上であれば、手数料を引かれて後から口座に入金されるので、自分で入金する手間がありません。
日々のレジ締めが楽になる
例えばですが、すべてのお客様のお会計がクレジット払いなら、レジ金の計算も売上げ額の計算も間違うことがないでしょう。
そういう意味合いで言えばのメリットです。実際は、現金払いのお客様もいると思うので、レジ締め作業も必要となるでしょう。
しかし、時代の変化は早いです。そのうちキャッシュレス(現金を持たない)の時代が来るかもしれません。
お客様のためになる
お会計で現金支払いのみよりも、選択肢が増えるということはお客様にとっては価値があります。
お客様の中には、
- 現金をあまり持ち歩きたくない
- カードのポイントを貯めている
- 給料日前で現金が少ない
などといった場合も考えられるので、クレジットカード決済ができるということは、サロンのサービスとして捉えれば良いことでしょう。
美容室のクレジットカード決済サービスは楽天Pay
クレジット決済サービスを取り扱っている業者はたくさんあります。それこそ最近では、ホットペッパービューティーのリクルートからも美容室向けのサービスがリリースされています。
決済サービスを選ぶときのポイントは、
- 手数料が安い
- 扱えるカードの種類が多い
- 入金が早い
上から順にこの3つがポイントとなります。
このポイントをすべてを実現できるのが、今のところ『楽天Pay』でしょう。
月額利用料なども一切かからないので、掛かる費用は基本的には決済手数料のみです。導入もすべてネットで完結でき、手間が掛かりません。
私が、実際に楽天Payを使い続けて実感しています。
1,手数料が安い
楽天Payは、手数料が安いです。
お客様がご利用になるカードにもより手数料が違いますが、3.24~3.75%とお手ごろな決済手数料です。
前にも書きましたが、手数料は美容室負担です。決済手数料は安く抑えれるなら絶対に抑えるべきです。
2,扱えるカードの種類が多い
今のところ、楽天Payで取り扱える主要クレジットカードは下記6種類です。
「Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover」
開店当初から3年以上使い続けていますが、お会計時にお客様のカードに対応できなかったことはありません。
3,入金が早い
カード売上が入金される口座が楽天銀行であれば、
- 土日関係なく翌日入金される
- 入金依頼せずに自動で入金される
- 振込手数料が無料
と、その日のカード売上が翌日には自動で入金されます。
入金先が楽天銀行以外ですと、入金依頼も必要で振込手数料も掛かります。
それなので、楽天Payと楽天銀行はセットで考えるべきです。
私は、開業準備中に楽天銀行を開設し、サロンオープン2週間くらい前に楽天Payに申込みをしました。
”小規模美容室のオーナーがネット銀行に口座を持つべき理由”があります。
まとめ
美容室経営においてクレジット決済サービスの導入は必須と言える時代でしょう。
お客様へのサービスの1つとして捉え、決済手数料はサロン運営に必要な経費として考えるべきです。
必要経費として見たときの決済手数料は、広告宣伝費や新しい材料などの売上の上がる経費ではありません。
経営者としては、極力安く抑えるべき経費です。
楽天Payは、お客様の会計時に分割払いは出来ず1回払いのみですが、美容室の単価で考えれば問題ないでしょう。
10万、20万円と越えるようなお会計になるのであれば、また話は変わるかもしれませんが。美容室のお会計ではそうそうないことと言えるでしょう。
難しいかもしれませんが、「お会計5,000円未満は現金支払いのみ」というように、クレジットカードのご利用に制限を設けるのも考えてもいいかもしれません。
美容室のお会計でクレジット決済を導入するのであれば、楽天Payと楽天銀行のセットで考えるのがいいでしょう。