美容師ブログの競合は誰なのか?とりあえず知っておいたほうがいい
2019.06.19
美容師が情報発信するブログは、ほとんどが集客に繋げるためにやっていると思います。
美容室という1つのチーム(組織)でのブログ運営も同じです。
ブログというウェブメディアを利用して、お客様に向けて情報を発信し興味を持っていただく。そこから『予約』というアクションを起こしてもらうのが最終目標。
そんな集客ツールとして利用されているブログですが、ネット散策していて思ったのですが「厳しい…」かな〜と。
なぜなら、
増えるライバルが大きくて手強い
ここ数年で増えてきた『美容師ブログ』にさらに『美容メーカーのウェブメディア(ブログ)』の増加。
美容師、美容室という小さな単体ではない企業(メーカー)という大きな組織。
そんなメーカーがウェブメディアに力を入れてきているわけです。
結構ありますよね。メジャーなあのサイトも、あのサイトも…確実に増えてます。まだまだ増えそうです。
そもそも資金力はもちろんのこと、人員数も多い企業のブログ運営は強みがあります。
企業のブログ運営に美容師個人で挑むのは大変
集客ブログは情報発信が大事です。
いかにユーザーにとって有益な情報を発信し続けるか。
これがやるべきことで大変な作業なんです。
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コンテンツ作成が大事なブログ運営を企業がやれば強くて当然
コンテンツ(ブログ記事)を作るのって楽な作業ではありません。
ましてや、
- 常に発信し続ける
- ユーザーが求めるものを
本当に大変なことなんです。
その作業を企業が業務として取り組む強みは、
人材が豊富
コンテンツを作る人間の数が多い。コンテンツ作成に人数をたくさん投入できる。
いわゆる人海戦術というやつです。
私のような一人でコンテンツを作っていると、時間も労力もかなりのものです。また、ある期間で作れるコンテンツの数には限界があります。
でも、コンテンツを作る人間が多ければ、同じ期間だとしても生み出せるコンテンツの数に大きな差が出ます。
これには勝てません。数には勝てないのです。
どんなに頑張っても数では勝負にならないのです。
ブログにアクセスを集めるには、コンテンツの質が大事ですが、コンテンツ数も重要になります。
コンテンツが増えれば増えるほど、企業のウェブメディアは情報量の多いサイトとして育っていきます。
この情報量(コンテンツ数)を早い速度で増やしていけるのが企業の強いところだと思います。
資金が豊富
質の高いコンテンツを作るには、それを
- 作れる人間
- 作るのに必要な素材
- 作れる環境
などが重要となってきます。
コンテンツ作成に投資できる資金が豊富なら、
- 影響力のある方に記事作成をお願いできる
- そういった人材を複数集めることができる
- 素材作成に投資できる
- プロジェクトとして環境整備に資金投入できる
などが可能となります。
羨ましいですね。
まぁ、記事を書くだけならPCがあれば十分ですが、ユーザー目線で考えるとイメージ画像という素材も必要です。
そういった素材作りにもお金を掛けれるというのは強いです。
もっと言えば、
広告費も出せる
美容師個人のブログをリスティング広告に出すことは中々ないと思います。
お金もかかるし費用対効果を測るのも難しいでしょうから。
でも、企業が運営するウェブメディアならそういった広告費を掛けて、アクセスを集めることも可能となるわけです。
ウェブメディアの買収
だって出来ちゃいます。
もともとコンテンツが豊富で、ある程度アクセスも知名度もあるようなブログ自体を買い取る。
こんなことができちゃうのも資金力あってのこと。
メーカーのウェブメディアのターゲットは?
美容メーカーでいうなら、お客は美容師(美容室)です。
美容師からのアクセスを目標とするのが基本かとは思います。
しかし、結局はエンドユーザーである『美容室のお客様』を集めることも、美容室の売上UPに繋がるわけで、当然仕入れが増えることも考えられる。
メーカーとしては、自社製品のブランディングをしたいわけです。メーカー名ではなく、製品の認知度を高めたいのです。
製品をブランドとしてエンドユーザーに認知してもらうことで、その製品を取り扱う美容室が増えることが狙いだったりするわけです。
なので、中身を見ていると各社で微妙にターゲットが違うような気もしますが、基本的な目的は『自社製品のブランディング』には変わりないと思います。
ただ、コンテンツがお客である美容師の作るコンテンツとカブるんですよね。
- 美容師(美容室)もお客様に届くコンテンツを作る
- メーカーの作るコンテンツも美容室のお客様に届ける
となると、ウェブ上でお互いが競合しちゃうんです。
メーカーと美容室というリアルでの関係性とは、またちょっと違った立場とも言えます。
もちろん、美容師や美容室のためのウェブメディアとして存在し、運営しているものであることはわかります。
でも、やっぱ個人では太刀打ちできないと感じてはいます。。
まとめ
美容メーカーの運営するブログは、美容師にとっても有益な情報が多いですし、美容室経営の参考となる良質な記事が多いのも事実です。
私もたまに見ることありますし。
美容師個人が運営するブログでは、いろんな意味でコンテンツ作成に限界があります。
ただ、立ち向かう必要も勝負する必要もないと思っています。
メーカーは美容師ではなく、あくまでメーカーさんです。
現場で働く、お客様とリアルに接する美容師にしか作り出せないコンテンツを作ればいいだけです。
それに、企業がウェブコンテンツに力を入れるということは、それだけウェブメディアとしてブログ運営が重要な時代となってきた証拠とも言えます。
ブログ運営の目的は、美容師、美容室でいろいろでしょうが、継続することが1番大変なわけです。
途中で挫折。ほとんどの美容室がウェブ集客できていない現状がそれを物語っています。