「独立」で迷う美容師30代は悩むより動けばいい。
2019.12.03
美容師の20代、30代、40代…
年齢は関係なく悩みは尽きませんが、目安として各年代で美容師も「節目」と感じて悩む人が多いです。
私は今40代前半(男)になって30歳の頃とは違う悩みを抱えるようになりました。
今、思い返すと30歳過ぎてからの悩みは「美容師」というものについて深く悩んでいました。
30代で美容師としてどうしていくべきか?
- 独立か?
- 雇われか?
- 美容師やめるか?
私もこのように悩んだ時期があります。
そして、今40代美容師の私が30歳になった時の自分にアドバイスできるとしたら、こうアドバイスしてあげたい。
『すぐ動け!』と。
30歳、35歳、何歳だろうが美容師じゃなかろうが悩みなんて無くなることないし、どんどん新たな悩み出てきますから。
悩んで迷って、そこに時間使うのは仕方のないことではありますが、悩む時間はそこそこに「まずは動いてみろ!」だと思います。
ただ、30代美容師としての悩みや不安を知り、どう乗り切るのがいいのかは考えておいてもいいと思います。
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美容師30代の悩みと不安
美容師続けるか?やめるか?
たぶんすごく悩むんじゃないかと。
- 30歳、35歳…美容師辞めて何ができるのか?
- 美容師辞めて食べていけるのか?今より収入UPは期待できるのか?
- もし収入UPできずにうまくいかなかったら…
- やっぱりこのまま美容師続けた方がいいのかも…
- 美容師続けるなら独立開業するべきか?
- でも、もし独立開業して失敗したら…
- やっぱりリスクがデカイから雇われでなんとか収入UP目指すべきか…
- でも、それもどうしていいかわからない。
- でも動くなら今しか…でも動いてダメだったら…
『悩みループ』です。
答えはたぶん出ません。
自分で決めるしかないのです。
決めれないから悩むわけでしょうけど、誰かが決めてくれることもありません。誰かが救済してくれることもありません。
とは言っても中々決めれない…という美容師さんも多いでしょう。
でも、独立開業という選択肢が少しでも頭にあって、その選択でも迷っているとしたら、迷うのではなく計画をしてみるといいです。
美容師を辞めるという選択が濃厚な方にも1度やってほしい。
30歳から目標設定して今後の美容師人生を計画してみる
まずは目標設定です。
ただ、美容師続ける続けないではなく。独立するしないでもなく。
今後の人生で達成したい事を決めます。
1番わかりやすいのが収入です。例えば、40歳になった時に年収1,000万円になっていたいとか。
目標を決めたら、今度はそれを達成するための計画を立てます。
現状、美容師として勤めていて達成できないと考えているわけですから、自分で独立して美容師続けるという選択になるわけです。
ずっと悩んでしまうのが失敗した時のことを考えてしまうからです。
失敗したらどうなるのか想像するけど想像でしかないから。
- 40歳で年収1,000万を美容師でどう達成するか
- それに失敗したらどうなるか
この2つをシュミレーションしてみるのが大事です。
美容室を開業した時のことを頭の中だけでイメージして終わるのではなく、紙に書いて数字にしてみるのです。
美容師の事業計画書を作ってみることです。
考えているだけでは答えに近づけないので1回計算してみればいい。
参考記事:『美容室独立開業のための事業計画書の完璧な書き方』
目標達成のための事業計画を作ってみる
先の「40歳で年収1,000万」という目標達成のために何をするべきか?
美容室経営でこれを実現するにはどうしますか?
- スタッフ数人でやるのか?自分一人でやるのか?
- サロン規模はどのくらい必要か?
- 美容室作るのにいくら必要か?
- 毎月の経費はどれくらい必要か?
- 売上はどのくらい必要か?
- 客数と単価はどれくらい必要か?
などを考えていく必要があります。細かくいうと他にもいろいろあります。
こういうことを頭の中だけで考えるより、実際に紙に数字で書き出していくと現実的なのか見えてきます。
そして計算することで理解が深まります。
自分の現状で「やれるやれない」が見えてきます。足りないことがわかります。
計画が立てれると、今度はこの計画を実行するための資金も自ずと答えが出ます。
失敗した時にどうなるのか?分かれば動けますか?
この計画を実行に移すためには、今の貯金(自己資金)だけじゃ無理とわかれば借金です。
借金するほかありません。
悩んで迷っているときは、この借金をリスクと捉えて決断できないわけです。
確かに失敗して借金だけ残るのは怖いです。
(美容室経営で失敗するときとは、美容室が潰れる時はどんな時?わかってないまま独立開業は危険)
でも、頭で考えているだけではその借金がどの程度のリスクがあるのか理解できません。
きちっと数字で見るとそれが自分にとって背負えるリスクなのか?背負える勇気を持てるのか?
少しは判断しやすくなるはずです。
仮に1,000万円の借り入れが必要だとして、1,000万を完済できずに失敗に終わったとします。
- マジ1,000万かぁ…
- なんだ1,000万ね。
どっちに感じるでしょう?
後者の方なら、前に進む決断ができたのではないでしょうか?
前者の方なら、やっぱりまた悩んじゃいますね。
でも、1,000万ではなく600万ならどうでしょう?
もし「600万なら」と思えたなら、ここから選択肢は広がりますね。
- 失敗したとしても600万ならなんとかなる!
- 借り入れ600万で実現可能な計画に立て直す!
これで動けますね。
- 決断するためにまずは目標を明確にする。
- 目標達成のための計画をしてみる。
- 必要な数字から自分に足りないものを知る。
これが30代に入って悩んで決断できない美容師がやらないことです。
1と2は、なんとなく頭の中にはあります。3の数字を出すまでやってみることです。
美容師30歳は若くて元気。全然遅いなんてことはない。むしろ1番動けるはず。
30歳を節目に美容師は悩みます。
もう三十路。独立をしないとこのままじゃマズイかな…みたいに。
私も思いました。
結局30から34歳の5年間悩み続けて決意し、35歳で美容師として独立開業したわけです。
5年間悩んだのです。ウダウダと…。
もっと早く動けばよかった…と思っても、それはもう遅いわけです。
「今」より早いスタートなんてありえないですから。
30歳。三十路。世間的にはいい大人として見られます。
とはいえ、30代に入ったから美容師は先を決めなくちゃいけないわけでもありません。
いつだって先を考えて動かなくてはなりません。
けどなぜだか「30代美容師」となると、今後の人生設計で深く悩むわけです。
でも、30歳は遅くないです。35歳じゃ遅いなんてことはないです。
1番遅くて良くないのが悩むことに時間を使い過ぎてしまうことです。
いい大人の30歳は若い。
今後のことで悩むより早く決断して動いてみた方が絶対にいい。
私は独立してからココに気付けたので、今は悩むより「計画・実行」に時間を使うようにしています。
悩んでたって答えでないと知ったから。動いてみないとわからないことの方が多いわけです。
「動く」とは、何もすぐに「独立せよ」というわけではなく、ただ想像だけのモヤモヤを繰り返すのでもない。
決断するための判断材料を得るために動くということ。
計画を立てて数字を出してみる。
やってみるといいです。
『美容師の私が独立や将来で悩んだ時にやってみた2つのこと』も読んでみてください。
美容師の私は、独立開業して40歳になっても悩みは無くなりません。
美容師40代定年説とかあるみたいですし。でも、美容師は40代でも続けられるし収入も増やせるはずです。