美容室法人経営の一期目を終えてみて…やばっ!
2019.07.05
先日、会社の一期目が終わり二期目に突入したわけです。
一期目の決算申告は今会計士さんにやってもらっているところですが、先日の監査の時に大体の決算結果を教えてもらいました。
赤字なのか?黒字なのか??
さぁ、どうだ?
「真っ赤でした…」
。。。。
。。
予想通り。
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「美容室法人一期目なんてこんなもんだよ」に慰められる
確かにそうなんでしょう。
まだ、美容室自体はオープンして3ヶ月しか営業していないですし、会社作って美容室作って色々と経費ばっかり使った1年ですから。
一期目から黒字が難しいのはわかっていました。
どのくらいの赤字かも体感ではわかっていたつもり。
でも、真っ赤すぎて笑うしかできませんでした。
全部わかってはいたんですが…
サロンオープン直後からコケたから
3ヶ月間しか営業してないので利益なんて出せなくても全然いいんですが、予想外にスタートからコケてしまったこともあり、本当に赤字へ向けて加速したわけです。
作戦失敗というやつです。完全に。。
『2店舗目でつくづく痛感!美容室集客の大切さ』を見てくれたらわかります。
美容室の新規オープンって1番勢いづく時に勢いがなくなるって。。
後になって後悔しても仕方ないことですが。
もうこの頃から、しばらく会社の口座の預金残高とか見たくない、見るの怖い時とかありましたから。
そりゃぁ真っ赤になるでしょうね。
会計士さん曰く、
今の新規オープン美容室は最低でも6ヶ月は必要だよ。黒字には。
だそうです。
いや、そうでしょうね。
店舗規模やコンセプトでも変わるのかもしれませんけど。
特に顧客ゼロスタートの美容室なら。
集客して固定客にして売上安定させるには、最低でも半年、1年掛かることも全然あると聞きます。
集客も人材確保にも相当な投資が必要となる時代ですからね。
そうなるとマイナス期間を乗り切る体力(資金)が必要で、そのマイナス期間が長ければ長いほどよほどの体力(運転資金)がないとサロンを維持できない。
これ(黒字化するまで)を乗り切れないと、現金がなくなり美容室が潰れるわけです。
まぁ、半年〜1年でどのくらいの運転資金が必要かは美容室の規模でも違いますが。
大変なことには変わりないのです。
だから、
顧客を持って1人営業でスタートする美容室も増えるわけですよね。
初期投資を抑えて独立開業し、家賃や人件費などの固定費も極限まで抑えてオーナーになる。
確かに、それなりの固定客が最初からいれば、1人営業サロンは黒字化しやすいと思います。
自分の店を持ちたいなら、このスタイルの独立開業はアリとも思います。
私の友人でもいますし、それなりに儲かっているみたいです。(うらやましい…)
運転資金には予想以上の余裕を見ておいたほうがいい
絶対です。
- 俺は顧客たくさん持っているから全然大丈夫
- うちに入るスタッフはみんな顧客いるから大丈夫
大丈夫かもしれませんが、大丈夫じゃないと考えておくべきです。
私の場合、採用したスタッフ3人中2人は顧客ゼロ。1人は月平均数万円程度。こんな状態からの新規オープンだから顧客ゼロスタートでした。
だから、運転資金が結構必要と考えていたわけです。
でも、運転資金として借入するのってちょっと難しかったりもする。
設備資金として借りるよりも利率も高かったり。
だけど運転資金が必要だからなんとかする。
どうするかは。。そこは会計士さんと相談してください。
なんにせよ、運転資金には余裕を持ってください。
『美容室を潰さないために運転資金がめちゃくちゃ重要だと開業して実感した』でも書いていますが、美容室の余命が運転資金の残高とも言えますので。
一期目を終えて真っ赤だけど精神的にはまだ大丈夫
なんとかというか、普通に夜も眠ることができています。
年齢的なのか、すぐに眠くなるし朝もやたら早起きになっている。
とりあえず、真っ赤な一期目を終えて平常心でいれるのは、余裕のある運転資金のおかげでもあり、サロンの状態が徐々に上向きになってきているからです。
まだ、赤字が続いてもスタッフのお給料も払えます。家賃も返済もなんとか回せる状態です。
自分のお給料は全く取れませんが、それは最初から決めていたこと。一期目は役員報酬はゼロでいくと。
でも、もし口座残高が・・・だったら、夜も眠れていないかもしれません。
口座に入っているお金って借りたものですが、借りたものだから返していくんですが、それでもあるだけで気持ちに余裕が持てます。
この気持ちの余裕は大切です。
借金でもお金があることで全然違ってくる
絶対違います。お金の余裕は気持ちの余裕です。
気持ちに余裕がなくなると、いろんなことがうまく回らなくなります。
私にもお金がなかった時代がありますが、本当に余裕持てなくなります。
イライラしてしまったり、失敗してしまったり、頭が働かなかったり。。とにかく悪くなることが多かったです。
借金という響きから敬遠してしまいがちですが、美容室経営においては必要な借金です。
きちんと利益を出せるよう頑張るためにも必要なものという考えです。
返せなくなると困りますが、返せるよう気持ちに余裕を持って仕事に取り組むには『良い借金』かと。
まとめ
いや、さすがにうちみたいな小さな会社は1年も2年も利益出せなかったらやばいです。
一期目の真っ赤は笑うしかないけど想定内。
二期目は黒寄りを目指してスタートしたばかり。
とにかく、生存率が低い今の美容業界でなんとか生き抜いていこうと四苦八苦なことに変わりはありません。
いつになったら役員報酬取れるだろう。。