「美容師求人募集が来ない!」と悩んでいたら立て続けに応募が来た。やっぱり大事なのは…
2019.11.19
美容師の求人募集してるけど全然応募来ない。反応ゼロ。と嘆いている美容室は多いはずです。
私も嘆いてましたから。
ところが、最近立て続けに応募が来たんです。嬉しい。ただただ嬉しい。
ここ3週間で3名の方から応募がありました。
すごくないですか?1週間で1名からの応募というペース。
この求人難の今にこの応募者数。
有名店でもなければ、東京都内でもなくそこそこ田舎(?)なのですが。
今勢いのある有名店と比べたらちっぽけな数です。
でも、私の周りでもどこも美容師求人募集していますが、同じく反応すらないところがほとんどです。
そんな中でのこの出来事なのです。
せっかくなんで、成功事例として自分で忘れないようにブログにしておきます。
美容師求人難の時代に予想以上の応募が来たわけ
さっきも書きましたが3週間で3名の方から応募がありました。
採用結果の話は別として、これはかなり衝撃的な事態なんです。
私も美容師の求人のためにいくつか手は打ってきているのですが、どれもイマイチ効果が出ていませんでした。
そんな中、今回の応募者3名の方全てがサロンの求人専用ページからの応募だったのです。
サロンの求人専用ページとは、集客のためのサロンのサイトではなく、美容師に向けての求人募集専用ページのことです。
いわゆるLP(ランディングページ)含む求人サイトです。
集客のための構造や内容ではなく、美容師がググった時にヒットしやすいように考えて自分で作ったウェブページです。
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この美容師求人募集専用ページからの応募が私にとって1番嬉しいのです。
1番の理由はというと………
「お金が掛かってない!」
ではないんです。もちろん、広告掲載費用は掛かっていません。自分のサロンのサイトですから。
求人広告費ゼロで応募が来ることが1番嬉しいのでは??と思いがちですが、実は違います。
1番嬉しい理由は「求人募集内容含めサロンコンセプトに共感してくれたこと」です。
(たぶん共感してくれたはず…)
やっぱりこれが嬉しいし、1番大事だと思うんです。
有料の求人広告では伝えきれない「働く美容師にとってのサロンの魅力」を知ってもらうことが。
私自身で全て作った美容師求人ページですから、伝えたい事全てを詰め込んでいるわけです。
強みも弱みも載せています。
決して待遇面が他と比べてすごく良い訳ではありません。あくまでエリアの相場です。
要は、お給料も大事ですがそれ以外の部分の魅力が伝わったという事だと思うんです。
求人広告サイトでは、自社の魅力を伝えるのには限界があるし、そもそもホットペッパービューティーと同じで競争激しく比較されてしまう。
美容室の求人は確かに給与額も大事ではある…が
「お給料がいいから」これも選択理由としてはすごい重要です。
でも、この部分って各美容室でバランスもあるし限界があります。小規模美容室にとってはどうしようもない部分でもある訳です。
このお給料で同業他社と競うことになると、もうキリがなくなってきます。
今、あそこが給与〇〇だから、じゃあうちは…
なんて続けられないですし、大手にはまず勝てないんです。負けがわかっている消耗戦ですよね。
とはいえです。有料の求人広告媒体では給与の金額は大事なのは間違いないと思っています。
例えば、美容師求人募集で有名なQJさん含む求人サイトでは、多数の美容室の求人ページが存在していて、一覧表示においても「給与額」が表示されるわけです。
ここで興味がある程度惹かれないとクリックして自社求人ページを見てもらうことができません。
私もそうですし、求職中の美容師全員が絶対に気になるのが給与ですから。
「お給料は別に安くたって構わない」なんて思う労働者はいません。(と私は考えています)
だからこそ、明らかに見劣りするような給料では選択肢にも入れてもらえないと思っています。
だから給与も大事。
ではありますが、その先の中身(求人募集内容やサロンのこと)はもっと大事だという考えです。
美容室の給与設定はいろいろですが、採用は慎重にしないと意外とこんなことに…
『スタイリストが1人辞めたら美容室オーナーの収入が増えた話』
給与額で競うには限界がある。本当に大事なのはそれ以外
求人サイトにおいても給与はキッカケです。
「おっ、ここ給与いいな」とか「ここ悪くない。このくらいは最低でも欲しい」とか、求職者も自分の中で条件があるわけです。
このキッカケである美容師の給与は大事なんですが、出せる限界があるのも事実。
なので、キッカケとなる最低限と思える条件をクリアできる給与額は必要。
そこから先の働く美容師にとっての魅力をどう伝えるかの方が大事なわけです。
求職者の給与に対する考え方はいろいろでしょうが、正直そこだけで決める訳ではありません。
むしろ、給与以外のどこかに魅力を感じた時、給与以外の他条件をいくつクリアできるかの方が重要なはずです。
同じような給料、休日数、労働時間などで迷った時に次は何を重要視するのか?
ここを考えます。
で、ここを考えるにはやっぱりペルソナが必要となります。
自分の美容室で働いてほしい働くことが向いている美容師像を明確にする
美容室の求人募集において必要なペルソナとは「うちでぜひ働いて欲しい!美容師はこんな条件の方」といった人物像。
集客でいうとターゲットとなるお客様を明確にすることと同じ感じ。
集客で例えるなら、「うちは夕方までしか営業しないオーガニック系サロンでマンツーマンの高価格だから、自然派を好む方で落ち着いて施術を受けたいという金銭的余裕のある主婦の方」というような。
このペルソナは、美容室求人募集において明確にしておく必要があります。
ここでペルソナを作ってみます。
【ペルソナ】
HYu-子
36歳 女性
サロン同エリアに在住のママ美容師
小学5年生の息子1人
スタイリスト歴5年以上
月平均技術売上60万
顧客の年齢層40〜60代大人女性
白髪染め世代を多く担当してきた
できました。こんな美容師さん。架空です。
例えば、今募集しているのはパート美容師さん。
それで、うちの美容室で働いて欲しい働くことが向いていると思える人物像を明確にしていくと、上記のようになりました。
- メインの客層が40代から
- エイジングケアにも力を入れている
- もうちょっとパートさんが必要
- サロン近隣在住がフォローしやすい
というこちらの条件を満たしてくれる美容師としての人物像を架空ですが作っておきます。
それで、このペルソナ(HYu-子さん)に魅力を感じてもらえる求人ページを自分で作る訳です。
1人の人物像が出来ると考えやすくなります。不特定多数に響く内容を考えるのは難しいし、無駄も多くなります。
的は狭くなりますが、その分響きやすくはなります。
それに、応募が来て採用判断する上でもこのペルソナが1つの基準となってくれます。
このHYu-子さんと同じではなくても、近い人物かそうでないかを判断すればいい訳です。
誰でもいいから来て欲しい!じゃ無理なんだと思う
ペルソナもそうですが、この「誰でもいいから…」ではダメというようなことよく目にします。
ターゲットを明確にすることが重要。ということなんでしょう。
私も数年前は、「とにかく誰でもいいから応募来ないかな〜」と考えていた時もありました。
求人ページは開業当初から作っていました。
たまに応募来ます。でも、選べるほどの応募者数が来るわけではありません。
よっぽどではない限り採用するしか選択肢がなかったりします。
でも、これ良くないです。
結果的に長続きせず辞めていかれます。仕方がないです。
働いて欲しい人が明確じゃないんだから、働きはじめてからギャップを感じてしまうんです。
こっちが明確にしておかないとやっぱりダメです。
もちろん選べる時代じゃないのも理解しているし、選ばれるための努力をしないといけないのですが。
そもそも、誰でもいいからという気持ちで求人募集ページを作っても、むしろ誰にも響かないと思います。
悩むわけです。
多分同じように悩んでいるサロンオーナーも多いと思います。
- 誰でもいいわけじゃないけど、誰か来て欲しい
- 働いて欲しい人を明確にしたいけど意外にそれが難しい
- 絞りすぎると応募来ないんじゃないか…
- いや、明確にしているつもりだけど来ない
「うちみたいな小さなサロンには応募は来ない…」なんて、半分諦めて嘆いているだけのオーナーさんも多いはずです。
私の周りも「来ないよね〜」とか「どうせ業務委託行くんでしょ」とかの嘆きをよく聞きます。
嘆きたい気持ちはすごくわかります。
もう半ば諦めて「今いるスタッフで頑張っていこう」と考えているかもしれません。
でも、やることやってから嘆いた方がいいです。
「美容師求人募集してるけど全然応募来ないよ。。」というオーナーさんは、寝る間も惜しんで考えてみて欲しいです。
私もめちゃくちゃ考えたし、美容師の求人に成功してそうな美容室の求人ページをたくさん探し回りましたから。
研究です。真似してみます。「いいな!」と思えるとこは取り入れてみます。
有料の求人広告媒体頼りになってはいけないです。
私も掲載はしています。現在も掲載中。
でも、応募来ないです。
やっぱ一覧表示された時にクリックしてもらためのキッカケである給与が比べられます。
悪くない給与だと思っていても「売上の60%還元!」とか「月給30万完全保証!」とかには、キッカケとしては勝てません。
小さな会社、小規模美容室ではここじゃ勝負できないんです。
ホットペッパービューティーもホントそう。高い広告料が払えるところが強い。
(『ホットペッパービューティーまとめ記事』)
求人サイトも同じで高い掲載料を支払い、高い給与(報酬)が圧倒的に強い。当然なんですが。
集客サイトも求人サイトでも美容室の競争が激しすぎて、低い掲載プランじゃ相手にならない状態。
とはいえ、載せておかないと求人が来ることもない。だから、求人広告費も発生し続けるけど無駄打ちで終わる。
負のループだと思っています。
お金払い続けていても効果ナシ。だけど払ってないと期待もゼロ。でも効果ナシ…
だから、求人広告サイトでは伝えきれないサロンの魅力を働いて欲しい美容師に見てもらうしかないんです。
でも、これは有料の求人広告に頼っているだけでは難しいです。
自社で作成して、発信し続けて、辛抱強く待つことも必要だと思っています。
結局は美容室の求人募集ページは自社サイトで魅力を伝えるのがいい。
今回、私の美容室に応募が立て続けに3名来たことで改めて実感しました。
3名の方全てが私の作ったサロンの美容師求人募集専用ページからです。
すでにオープンしていますが、新店舗の求人募集ページなので10ヶ月ほど前くらいに作って更新し続けてきた結果です。
作ったからすぐ応募が来るわけではないし、半年以上来ないこともあるし、いつ来るかはわかりません。
自社で設定したペルソナや立地でも違ってくるでしょうが、タイミングも絶対にあります。
このタイミングはいつくるかはわかりません。
今回、うちに応募してきた方のうち2名の方の応募理由が、
「勤めているサロンの方針の変化」なのです。
倒産してオーナーが変わったり、経営状態が厳しく体制が変わったり。新しい方針が自分の求めているものとズレが出たんでしょう。
それが許容範囲を越えた方針内容だったのか、転職を考えているということみたいです。
もう1名の方は、近くに引っ越してきて働く美容室を探しているとのこと。
3名ともサロンの近隣エリア在住で地元で探しているわけです。
だから、サロンのエリア内で他美容室よりも求人ページが上位に表示されるよう頑張ることが大事であり、こういったタイミングをチャンスに変えるための努力をし続けるしかありません。
- 魅力ある求人ページを作ってもすぐに効果は出ない
- 求職者のタイミングもあるので待つしかない
- タイミングが来た時に見てもらえるよう更新し続ける
求人ぺージに関しては「待ち」となるので、辛抱することも必要ですが試行錯誤しながら諦めないことです。
それと、サロンの求人ページは24時間365日勝手に稼働してくれるので、絶対に作って公開しておきましょう。
とにかくネット上に公開しておかなければ、見てもらえる確率ゼロなんですから。
ウェブ制作会社に頼むでもいいでしょうし、頑張って自分で作ってもいいでしょうし。
自分で求人ページを作る時には、下記の記事を参考にしてみてください。きっと考え方の役にも立つと思います。
↓ ↓ ↓
- 『美容室ホームページ制作はWordPressで価値を高めていくべき』
- 『効果が出ない!美容師も知らなきゃまずいホームページ全般の知識』
- 『【美容室のウェブ集客】見込み客視点でないからダメなのでは?』
- 『【要チェック】美容師がワードプレスでやりがちな間違い』